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それなりに忙しい日々
あー。新しい仕事始まるのですが、前の仕事の調整が終わってない。やばすぐる。

ν速+で瀬尾センセー祭りを眺めて過ごしたこんな最低な日曜日ですが。あれですね。社会的な立場の云々とか、そもそも自分の氏名も職場も明記してるとか、もちろんあるんですけども、ネットで発言をするという「手段」の構築は以前に比べて格段に易しくなりましたが、時々、「この人は、ひょっとしていずこからかのレスポンスがあるという事は想定しないんでしょうか?」とゆうようなモノに、いまだに出会いますね。とは言え、さすがに「ブログ炎上」とか、「Mixiで個人特定」とか幾らでも聞かれる時代になると、書く側にもそれなりの理性とか自制心とか働くようになってきてると思ってたわけですが、その一方でいまだに瀬尾センセーみたいなメジャーリーグ即戦力級の逸材が、TCP/IPの深遠に埋もれていたわけですよ。こんな逸材を自分たちだけで楽しんでいた自転車板の住民どもは今すぐ謝罪すべき。ネットは広大だわ。
一例を挙げるならば、一昔前のヴェルディのゴール裏なぞ、人が少な過ぎて顔見知りしかいねぇ、みたいなことがホームゲームでも普通にありました。何の自慢にもなってませんが。でも最近、さすがにそんな事はないですね。むしろオマエが誰だよ、みたいな感じで見られるのが当たり前。それが正常。当然。「誰でも私の言葉に一目置いてるに決まってるし、ちょっと毒舌に思われるかも知れないけど、それはあくまでジョークの範疇。私は愚昧な大衆とは異なる視点の持ち主なのよ」などという真性デムパの出る幕は、すでにネットの世界から失われて久しい、はずなのですけれども。一方で実社会と異なるのは、顔見知りとかどうとか以前に、情報はコピーされ、伝達され、文字通り網状に広がっていく性質を持つにも関わらず、発信者本人はひとつのノードにおいて、ひとつのフローを発生させてるだけ、というよな認識であったりします。文字通りの独り言として。リンクまでは意識しない。結果としてネットという界隈はどうにも「自分と他者」の認識に関して個人差が大きいのかなと感じます。「大丈夫、友達と知り合いしか見ねえから」とかマジで考えてるのか?と思ったり。
個人的に「思想」とか「信条」とか「主張」とかいう単語を本気で振りかざす人とは「ごめんなさい、あなたとはお友達でいるのも無理なの、本当にごめんなさい」という感じになってしまう私ですが、それは私が心底のめんどくさがりやでノンポリの自堕落者だからであります。なので、そういうのは統一教会の手相見やってる物凄く幸薄そうな娘さんとかに対応するのと同じく、どこか儚い苦笑を浮かべてスルーするより他ないのだろ、と常々思っておるわけです。
つまり何が言いたいかというと、発言の本気度や影響力は、文面ではなく、やはり人格に寄るんじゃないのかしら、とか、じゃあ人格と文章表現の関連性って、どういう深さと趣があるのかしら、とか、そもそもこの場合、人格ってなんぞや、とか、そういうことを考えさせるに十分でしたね。さすが青山学院大学の准教授。
それから「青学」を反射的に「せいがく」と読んでしまう人は、「日向」を「ひゅうが」と読んでしまう人とある種の類似点があるように思います(謎)。

さてそんな前フリとは一切関係なく。
首位名古屋に勝ちましたね。完封ですね。今シーズン初めて2点取れましたね。良かったですね。
ただ感想を言うとなると、色々と難しいポイントがあるような。

もちろん、守り勝った試合だとは思います。チャンスそのものをそれほど多く作らせなかった事も含めて、評価して良いとは思うわけです。中盤から最終ラインの守備について、菅原をアンカーというか、バイタルエリアのワイパーとしてセットして、一番危険なエリアで数的優位を作らせないように、慎重に対応したということ、ですよね。常に1人多いという安心感は確かにあって、ピンチになりそうなスペースに対して、すぐさま菅原が救援に駆けつけてくれるので、守り方のベースを変更するという視点で見れば、リスクが少なく、かつ効果的で楽なやり方だなと思います。名古屋に前目で奪われてスルーパスを通される場面もありましたが、人数的には足りていたし、そもそもプレス負けしてボールを奪われるよりは、自分たちのコントロールミスのが目立ったぐらいで。当初の予定通り、名古屋のサイド攻撃を抑制する事には成功したし、飯尾とレアンドロがサイドに開いて守備に動いた事もあって、だから意識しなくてもディエゴが前に押し出されたし、攻撃面でも大野と福西のキープ力を、前を向くために使えたし。昨年、7連敗した後の京都戦で似たようなセレクトをしましたが、あるいはそういうイメージが残ってたかも、と。河野のゴールは、相手の隙とか、ぶっちゃけマグレくさいとかあるにせよ、あそこに入ってくるのはセンスだな、と認めるしかなく。ディエゴのゴールは去年の仙台戦の同点弾ぽかったっすね。シュート意識が強まってきた結果といえるでしょうか。あとはレアンドロのシュート意識が(以下繰り返し)。目立ったところでは和田かな。フィット感が出てきてる。意外な感じ。アシストも出たし。
もうひとつは接点の部分、構えてコンタクトする部分で、数的な優位感があるためか、ある程度思い切っていけてたな、という印象があって。これは雨の影響もあったのかも知れないので一概には言えないにしても、球際での出足は名古屋に比して悪くなかったのかなと。雨という要素で言うと、状況への対応が遅れた名古屋の選手たちがペースを上げ切れなかったという部分も、加味していいかもしれません。やはりパスでボールを動かして攻める意識のあるチームだけに、ズレが続いてリズムが悪くなったのかなと。いずれにせよ、ある程度狙い通りに守った上での勝利だったのだろう、とは思います。

でもなー、と少し思ってしまうのは。
ひとつは「今後もこれ?」という率直なところで。やはりサイドをケアする人の配置が低くなると、どうしても前線までの距離が伸びちゃう。次は福西がいないので、キープ力を考えると同じように出来るのか?とか。連戦ですぐ次の試合なのに、大野をフルで使っちゃうの?とか。何よりも、この形にフッキ入れて飯尾外すと、すんげえバランス悪そうな。飯尾残してレアンドロ外すという選択肢はありうる?ディエゴの出停もリーチなので、オプションはあったほうが良いかな、とか。しかし中盤をボックス型にすると、そもそもサイドに対するディフェンスのバランスが著しく崩れそうだな、という潜在的な怖さがあり、ボランチの組み合わせはどうすうのさ?という根源的な問題に立ち返らざるを得ないという。
結局、最初の段階で飯尾と広山ありきで守備の形から積み上げたはずのチームを「アタック寄り」にするために組み替えた事で、全体に焦点がぼやけてきてる感じは否めないんですよね。今回のように「守備から」とハッキリさせるなら、もうそこから組み上げた方が良い感じがします。理想的な守備イメージをどう作るか、それはフォーメーション的な解法なのか、グループ戦術レベルのオーダーでも解決できるのか、そもそも適したタレントが揃っているのか、再度整理してみないとなあ、と。
もひとつは、やっぱりフッキのところで。これは攻撃面での言及ということになるでしょうけども。
フッキの自由度を維持しつつ、サポートとどういう関係を作るか、具体的には、特にフッキが中央付近にいると想定した時の、サイドに流れる形でのフォローが効きそうもない、というのが名古屋戦での印象で。フッキだけで「行っちゃう」というより、フッキの切り替えの早さに対応して追従できるタレントが少ないんだよな、という。飯尾、広山を除くと、完調の吉武ぐらいか?レアンドロはなー。河野もまだそこまでは、という。じゃあ前の4-5-1はメンバーセレクトのところでどうだったのよ?とか。
大負け連敗しただけに、ある意味で切り替えるのは容易だったのかも知れませんけども、こういうのは通用する時間が短いんじゃ?というのが率直なところ。つまり戦術・フォーメーションに対する確信度が深まる前に相手チームに対策取られそうな、というのがJ1というところだと思うので。
ここでチーム全体としての方向性を維持しつつ、かつ戦術的な柔軟性を発揮できるか、ってのは、難しい課題になりだな、と、今後の事として思った次第です。
by eixeix | 2008-04-27 22:23 | サッカーとか。
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