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帰り着いて。
ひと休み。

さて。

実際のところ、試合前からかなり飲んでたので、さっぱり内容を思い出せません。
飯尾のゴールにいたっては、トイレに行ってて見逃しました。

なのでまあ、内容についてとか、ここまでとか、これからとかは、またいずれ。

とにかくホッとしました。

考えてみると、第3クール終了時点で、勝ち点は59。順位は4位。2位京都との勝ち点差は7あり、首位札幌にいたっては13差あったわけです。
正直に言います。僕はこの時点で、自動昇格の可能性をほぼ絶望視していました。入れ替え戦出場のラインは、例年通りなら勝ち点85前後。今シーズン第2クールでヴェルディが稼いだ勝ち点が26。つまりあのペースですら届くかどうか、というラインだったわけです。そして第3クールの勝ち点は20。目標到達には、かなりの勢いと運が必要だなと感じていました。実際、京都の最終勝ち点は86、4位仙台の勝ち点が83ですから、やはり予想通りだったと言うべきでしょう。
でもヴェルディは、第4クールを疾走しました。積み上げた勝ち点は12試合で実に30。シーズン全体の3分の1にあたる16試合を無敗で乗り切ったという事実は、驚愕すべきものだと思います。素直に称えられるべき結果だと。
シーズン終盤になると、「これからはトーナメントのつもりで」「すべて勝つつもりで」という言葉が選手や監督からもよく聞かれます。心持ちとしては正しいし、それは自分を勇気付けるためにも必要なことです。でもそれが本当に実行できる事は稀で、ほとんどの場合は叶いません。
ヴェルディがシーズン終盤にやってのけたことは、めったにお目にかかれないことなのです(でも今年はJ1で鹿島がやったけど!)。そういえば、ラモスが「札幌と京都に連勝すれば昇格できる。誰も俺らを止められない」と言ってのけましたが、結果として、それを実行してみせた。スタッフの力、選手の力であり、ひょっとしたらサポーターも、少しぐらいは手を貸せたのかも知れません。
確かに最後で、優勝を逃してしまった事実は、少し悔しい。でもそれは、勝ち取ったものの大きさから比べれば、おまけのようなものだとさえ思えてきます。
ただその悔しさ、その物足りなさを忘れずに、胸に抱えて、また来年に挑むという心も必要なように思います。またこれから一歩ずつということ。

試合後、ゴール裏の人たちは、やはり少し「悔しいな」という感じでした。「喜び切れないな」とか、「もうちょっとだったのに」とか。
一方で、そこには不満顔をしながらも、どことなく穏やかな笑みがありました。苦笑いが混じった安堵感。それがすべてだったように思います。

解放の笑み。
疲労と、喜びと、少しの悔しさと。

みんなで安堵し、喜び合い、お疲れ様を言い合いながら、変わってきた物事の中身を実感していました。この何年か苦闘しながらサポーター自身が獲得してきたものを垣間見た気がします。

まずはみなさま、お疲れ様でした。
また来年、頑張りましょう。
by eixeix | 2007-12-01 22:07 | サッカーとか。
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