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3つ勝って
しかも無失点であるわけで。よきかな。

ただどうも、松田監督自身も言ってるけれども、フィジカルが落ちてくると、どうしてもこのチームは守備よりもむしろ攻撃の部分がルーズになる。「ボールをまわせるから」という楽をしたがってしまうのかしら本能的に、みたいな。トランジション・ゲームをやりきるには、やっぱり基礎的な部分の積み上げが足りないような気がするんだよなぁ、と。
福岡の前半の手数が少なすぎて、楽させてもらってるうちに先制したわけだから、まあ、そこをきちんと守りきったのは評価すべきだろうと。点の取り方はいかにもゴリ押しで、「らしい」というか、むしろ良くない時の取り方じゃないのかしら、典型的に、などと思う。J'sGoalの中倉さんの記事が、何やら主語がなかったりとっちらかったりで、お互い疲れてたんですかねぇ、みたいな。

右サイドの詰まり感というか窮屈感は、アトさんも触れてますけど、どーにもならんのか、どーにかなってるのか、不明瞭なりにやってて、「変なクセがついてやがんなぁ」などと思ってたわけですが、まあ、飯尾がいてボール収めてくれれば、ひとまずのところは我慢できる範囲ではやれそうなのかな。一方で福田がもっと早いタイミングで動き出して、リスク承知でスペース攻略した方がダイナミズムは出そうと思いつつ、左からオープンスペースを見てもらえてるかどうかの判断が危ういのと、そもそも切り替えが遅いときは、全体に顔を上げんのも遅くなってて、スムーズさが失われる分、単にリスキーなだけ、みたいな。
とりあえず藤田はボール持ったら逆サイド見とけ。サイドtoサイドかけてから、ダイアゴナルに入った方が色々ありそう。後ろは服部先生に任せて。

ま、間が少し開くので、色々と試してみる機会に出来ると良いですかね。
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by eixeix | 2009-10-27 00:28 | サッカーとか。
次のステップ
松田監督体制での初戦を完勝。良い滑り出しだな、と率直に思う。
メンバーに大きな変更はなかったものの、河野の役割を少し変え、1.5列目的に配置。右ハーフに置いた飯尾と積極的にポジションチェンジしながら、これまでよりはずっとやりやすそうに動き回っていた印象。
結局のところ、ディテールなのだ。逆説的に、高木監督は大枠を決めていく部分では、ある程度チームの作り込みに成功していた、とも言える。要するにもっと詰めるべき部分、配慮して調整しなければいけない部分を個人任せにしていた、そこが閉塞感のもとになっていたのだろうと。
縦への意識、ポジションチェンジやフォローの距離感が良い。それは恐らく、守備での距離感を整えなおし、ゾーンの作り方にも気を配ったのだろうと映る。結果的にしっかりとしたトランジションも出来ていて、それがカウンターの厚さにも反映されていたのではと。ボール奪ってからのつなぎや展開もやりやすくなるわけだし。
河野のバイタルへの突っ込みと、ボランチとの距離が整理され、レアンドロはフリーでボールを受けられる場面も多かった。前への速さがつくと、自然と長いパスが出せるのが面白いところで、これも結局、以前のようにコネてしまう場面が多いときは、それだけチームに連動性がなかったという証拠なのかもしれない。
高木俊幸は面白い存在になるかも知れないが、まだまだこれからの選手。まぐなどは「今日は高木のデビューに絞ったエキシビションマッチ」とか言ってたが、少なくとも試合終盤はそういう雰囲気だった。これでいくつもあったチャンスをひとつでも決めておけば、盛り上がりも最高潮だったろうが、まあ、そこは若さに免じてご愛嬌、というところで。出てきたときは見た目に過緊張で「大丈夫か?」と思ったが、自分の得意な形でシュートを打てた後からは、積極性というか、欲が出ていて、若者らしく微笑ましかった。
林がチャンスを随分逃してしまって可哀想な感じだったが、今日ぐらいの感じでやれれば、焦ることはないだろうと。ヘッドで競るときのジャンプのタイミングとか、土屋を見習ってもう少し工夫した方が良いとは思うが。
相手チームに関して言えば、水戸は主力の離脱もあって、やっぱり元気がない感じだった。少なくとも僕らの恐れていた水戸はそこにおらず、少し寂しさを覚える内容。吉原の鋭さと賢さ、金澤や荒田の突進力はさすがだが、効果的とまでは言えなかった。
監督交代というモチベーション部分での効果は、そうは長続きしないだろう。せいぜい3~4試合のものだ。その先につないでいくためにも、ここからが注目だと思う。
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by eixeix | 2009-10-19 21:22 | サッカーとか。
正しい判断
をするのは、常に難しい。客観的に正しい判断というのは不可能に近く、せめて自分の主観に寄り添うように判断するには、自分自身の研鑽の痕を持たなければ、薄っぺらくなる。
つくづく、難しい。
現政権の苦悩を眺めれば、「言ったことに責任を持つ」というのは、真っ当な大人の社会ですら難しいのだと思い知る。最も、言ってることの中身の妥当性を本人たちも周囲の人間もどれほど信じていたのか、という点については、少々議論の余地があるだろうが。

高木監督が解任された。
松田新監督については、育成畑の人間である、という認識だし、ベレーザの監督としての実績が印象深いが、Jではまだその可能性については未知数であるし、これ以上の評はない。

監督解任時期について「なぜ今?」という疑問の方が、僕にとっては大いに疑問だ。つまり「今以外にいつ解任すべきなんだ?」というのが僕の率直な意見だ。個人的には、真っ当な判断であると考える。昇格の可能性が消え、天皇杯も敗退した。これ以上、彼にチームの指揮を取らせる意味は何もない。
ここでは何度も述べているが、高木監督にはこれ以上、何のアイデアも残っていない。チームを前進させられない。それは「リソースの無駄」だ。クラブや選手とっては消耗であり、磨耗であり、害悪である。
若い選手たちにとって、あるいは契約の境界線上にいる選手たちにとって、残りシーズンは生き残りのための戦いになる。自分の将来を賭けた仲間同士での闘争になる。そこに評価基準を失った監督を置いておくのは、誰にとっても幸福な事にはならない。プロサッカーのピッチにおいて、変化を望まない敗北主義者に何の存在意義があるというのか。
新しい基準を設け、例えわずかでも、新しいパワーを引き出さなければいけない。そして最後まで戦い抜かなければいけない。それがプロの役目だと。

もちろん、シーズン当初から予想された苦境において、敢えてこの任を受けた高木監督の、その意思には感謝している。しかし同時に、彼の監督としての経験値の低さ、ディテールの弱さ、引き出しの少なさ、何よりチーム作りのルーズさを見るにつけ(若さゆえと見るべきなのかは分からないが)、この状況を託すには「ひ弱」だったと言わざるを得ない。さらなる精進と健闘を期待したい。

ここから先は、すべて逆境だ。
そこに立ち向かう意志こそが、クラブに求められているもの、まさにそのものだ。
だからこそ、この判断を祝福したいと思う。
逆境への抵抗が、鈍感へとすり替わってはいけないのだ。
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by eixeix | 2009-10-16 22:29 | サッカーとか。
今さらそんな話はしたくない。
という気分。
ホンダロックの選手たちが発揮した、すばらしき集中力、勇気、規律を賞賛せよ。

5シーズン続けての初戦敗退は、相手もシチュエーションも違うとはいえ、必ず、何らかの理由があるはずだ。
その中身を総括されなければ、結局、チームの抱える本質的な問題が改善されぬままだ。

目標なき残りシーズンを、何のために過ごすのか。
上積みを期待できない試合に、如何なる意味があるのか。
来年がある、と信じるのならば、そのために今しておくべきことは何か。
クラブは自らに問い質すべきだ。


もう少し。ヴェルディの試合を離れて。
すでにJ1、J2のチームの初戦敗退は珍しくなくなっている。初対決の相手、がむしゃらに向かってくる相手に対して、ゲームをコントロールできない現象は、何に起因するのだろうと考える。
モチベーションもあるだろう。大学チームのように、常に一緒にいる環境で鍛えられる結束や、社会人チームの長い期間をかけた熟成の結果もあるだろう。地方クラブチームのJに対する功名心も侮れない。
一方でJのチームの選手の流動化は、結果として個々の質的向上はあるにしても、チームとしての熟成が必ずしも進まない結果につながってはいないのだろうか。Jは比較的戦力の拮抗したリーグではあるが、それでもリーグ全体として、やはりデフレ的な感じになってはいないだろうか。
トップカテゴリーとして、本当に将来にわたって十分な魅力を提供できうる基板を、完全に確立したと言えるのだろうか。

そんなことを、つらつらと考える。
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by eixeix | 2009-10-12 00:32 | サッカーとか。
国立で
ぼんやりした試合をぼんやりと眺める。
まっこと、今のヴェルディのやってる蹴球は、漠然とした、漫然とした、中身の詰まっていないシロモノであり、すでに良し悪しを論ずる段階にない。
守備の組織性についていえば、富澤がある程度サイドバックでフィットしており、サイドディフェンスに対するブレが少なくなった分、中央ブロックの作り方にバランスが戻った感はなくもない。が、実際のところ、早い時間に先制した甲府があまりリスクのある攻めに出てこなかったという部分もあって、裏に蹴ってマラニョンを走らせてくるだけなら、土屋ひとりで十分だろうという。
攻撃のひどさは目に余る。もちろん、甲府がしっかりしたブロックを作っていたというのがあり、その組織性であるとかプレッシングのバランスの良さが称えられるべきとは思うものの、如何せん、ヴェルディの攻めには速さと工夫が決定的に不足している。それは攻撃の「作り方」に規律がなく、個人任せで「なんとなく」やってるからで、効果的なランも効果的なパスも見当たらない。それでも前半、多少は見せ場を作れたが、後半にいたっては、相手ブロックの前にただパスを回すだけで、適当なハイボールを蹴っては相手にボールを渡す繰り返し。うんざりする。富所は何をするために投入されたのか。

パスは言語だ。パスはメッセージだ。
受け手に「何をして欲しいか」「何をすべきか」を伝え、次のプレーの選択肢を与えるのがパスの役割だ。それだけで伝わらないときには、日本語に翻訳し、理解し、コミュニケーションのレベルを高める。そのために日々のトレーニングがあるのだ。
今のヴェルディはピッチに言語を持たない。コミュニケーションが成立していない。
それは明白に監督の責任だ。チームの言語能力は、監督の言語能力とイコールだ。

新体制になり、強化担当は川勝さんだそうだ。この際、もうとっとと指揮を執られては如何か。
川勝さんの監督しての才をさほど高く評価しているわけではないが、少なくとも何一つ生み出す力をすら失った指揮官に、例え一試合たりとて預けておくのはクラブの残った少ないリソースを無駄にしているだけだ。
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by eixeix | 2009-10-05 00:19 | サッカーとか。