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色々あるわね、生きてると。
状況に押し流されてるという自覚があるにしても、「だけど結局は自分で決めたことだろ」と強く自分に思い聞かせるだけで、人間というのは意外に逆境に立ち向かえたりするもんだと、個人的には思っておるわけですが。

なにかっつうと、昨日のバーレーン戦の話なんですが。
今日のU-23は見てない、ってより存在を忘れてたし・・・。

岡田監督なりにプランはあったんでしょうし、それなりに想定した内容だったのかも知れませんが、あれで見ている側に何らかの説得力を感じさせるのは無理だろうなと、素直に思うわけです。まあ、予選なんざ通過すれば何でも良いわけで、選手の質から考えれば、戦術的な課題というのは段階的に解消していったとしても最終的には間に合うでしょう。
ただ一方で、チームを作るには覚悟がいるとも思うのですよ。失敗を恐れない事も含めてね。そこがないと、伸びないし、戦えない。そこらへんはどーなんかなーと、今のチームを見てて思うわけですが。まだ切迫感が薄い。ビリビリ来ない。そこらへんがいつ頃から出てくるのかなーと。
も少し痺れそうな感じになってきたら、じっくり見ましょう。

さて。
フッキのあれこれも、なんですけども。
冬眠中だった島魚センセイが即レスしちゃうとか、どっかのゲーム系ブログが思わずツンデレになるとかぐらいの勢いで反応があって面白かったので、むしろ個人的には何か決まるまで放置してやろうかとか思ってたんですが。

まあ、下のエントリーに頂いたお二方のコメントに答える形で考えてみるに。
今のチーム作りの形とか、方向性そのものは、まあまあの成り立ちにはなってるとは思うわけです。一方で、フィニッシュのところと、その前の「ひとつ」のところが、どうにもなぁ、という。アタッキングサードまでの持ち出しには大きい問題がなさそうに見えるのですよね。だからゴールまで残り5メートルんとこ。そこの領域は、やっぱり個人のアイデア、イメージ、一歩踏み出す勇気と勢い、冷静さ、正確な技術、といったファクターを瞬時に構築しなきゃならんと。ただ考えるに、精度がなくても数うちゃ当たったりする事もあるのがサッカーなんで、結局、フィニッシュをどれだけ強くイメージできるか、そういうマインドがあるか、ってのは、前段のファクターを組み上げる以前の問題として横たわってる気がするのです。今のヴェルディは、どうも、その攻撃を組み立てても、「この形になったらシュート打って点取る」みたいなのが共有し切れてないというか。瞬間ごとにはありそうなんですよね。鹿島戦のディエゴが打った奴とかは、レアンドロに広山が絡んだ時点で、あの3人はフィニッシュまでのイメージを作れてたと思うし、だからこそディエゴがパスせず躊躇なくシュートにいけたのだろうと。
井上や、あるいは平本もそうなのかも知れませんが、つまりボールを受ける前の時点で「この形でこんなシュートを打って『ゴールに入れる』」(『』内が重要)感じがなさそう。練習では出来るのに。でもそれはやっぱり、個人の資質は大事ですが、組み上げていく段階でのイメージ共有でもあるし。だから「突き抜けられるかどうか」期待して待ちも出来ますが。
そう考えると、フッキの良さはフィニッシュに対するイメージを強く持ってる、ボール持ったら点取る事しか考えてない、技術とかスピードとかの前に、そこの部分の強烈さだと思うわけです。こいつは決定的に個人の資質で、他人に真似できない部分じゃないのかなと。
なので、フッキが万が一にも戻れるとしたら、あるいは今のチームにもフィットは出来るかもとは思います。ただ、それで良いのかな、そういう解決法で良いのかな、という思いは拭えないのですよね。
僕は彼のプレーとパーソナリティが今でも大好きだし、フランシスマールが明らかにチームの戦力としては厳しい現実を見れば、そこを入れ替えて欲しいというのは本音としてはあります。フッキがこのまま中東辺りに去ってしまい、「J1では通用しなかったワガママ外人」というレッテルを貼られて終わり、というのも、去年、あれほどまでに厳しい戦いを共に勝ち抜いた同士としては、やはり忸怩たる思いがある。「それは絶対に違う」と証明してやりたい気分にもなる。
でもそこでフッキを戻してしまうと、井上とか、オサマや河野とか、ひょっとしたら平本や飯尾であるとか、そういう可能性にも蓋をしてしまわないかと、その危惧も感じてしまうし。

まあ、悩んだところで、あっさり他のチームに決まるかも知れませんから、あんまり執着せずに、何か決まるまで静観しておくしかないんだろーなと、投げやりかつ無難な結論を持って終わりたいと思います。はい。
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by eixeix | 2008-03-28 00:39 | サッカーとか。
点が取れんのぅ・・・。
スコアレスドローのナビスコ清水戦。

まあ、良し悪しの問題ってよりも、何かこう、すっきりしないというか。
確信持ってフィニッシュにいけてないような、そんな感じ。
井上がGKと1対1になった瞬間、逆サイドネットにグラウンダーのシュートが突き刺さる図をイメージしてたら、上の方に抜けていってしまう喪失感。
こんな夜ぐらい、あの人の事を思い出しても良いじゃない、みたいな。
連動性・連続性がないようでもない。散発ながら、鋭いコンビネーションを見せたりもする。ただ、バラついてる感じは、まだ残る。全体でイメージを共有し切れてないというか、そもそも共有すべきイメージがあるのかどうか。まあ、船越がかなり空中戦で勝ってくれてたし、フリックオンからチャンス作ったりもしたし。

ディフェンスは、ほとんど問題ないんすよね。やられた部分も、それはそれで土肥がカバーしてくれたし。そもそも「パス回しについていけなくてガタガタになる」とか「個人技で破られ続けてジリ貧になる」とか、そういう部分はほとんどない。自分たちのミスか、カウンターか、セットプレーぐらいの話で。那須のカバーリングも良いし、バウルもコンタクトの場面できっちり抑えてた。服部も守備面はOKだし、和田は、まあ、ね。もうちょっと早めに自分でポジション修正すれとかは思うけど、致命的ではない。少なくとも。富沢も相変わらずバタつくけど、どうにかやれてる。福西は相変わらず良い。とすると。プレスのポイント、連動性、役割分担もハッキリしている。例えば相手バックラインがボール持った時に、船越が相手右サイドコース限定して、ボールがサイドバックに渡るタイミングで飯尾が前を塞ぎ、パスの出しどころがないために相手のサイドハーフが寄ったらそれに富沢がつき、というような連続性を、かなりちゃんとした意図を持って出来てる。実際、その形でボールも奪えてるし、巻きなおしての攻めも出来てはいる。

んだけどねぇ。

ちょっとずつズレてるかな。ボランチからのパスしかり、サイドからのクロスしかり。
1点取れば随分違うんだろうけどね。井上にしても誰にしても。
レアンドロがいれば、また違う趣があったんだろうけど、船越を使う意図は明確だったし、事実出来てたわけだから、気にはしてない。流動性は若干落ちたし、ディエゴのシュートに対する意識もやや物足りないけども、形としては、とりあえずのレベルにはなってる。
去年一昨年と、あれだけチャンスの悉くを決めてきた広山さんが、今年に限って当たりが出ない。先発した3試合ですべてビッグチャンスもらって、すべて外してしまってるとゆう、もう、なんだかね。お払いでも行ってください。もしくは占いとか。

我慢の時期かな。どこかで殻を破るタイミングが来るといいけど。じりじりする感じは、まだ続きそうです。
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by eixeix | 2008-03-24 01:51 | サッカーとか。
とりあえずの感想
というあたりです>ナビスコ/磐田戦

寒かったよね。

リザルトは0-2の負け。
前半終わりに萩村が自らの不用意な対応から突破されそうになり、後ろから手をかけて一発退場。もう、ここらへんで、ゲームコンセプトもへったくれもなくなった感じ。
最初から3バックを組み、スタメンを大きく変えてきたところで、考えられるポイントとしては、やはりテスト的な意味合いなのだろうと。
列挙すると
・萩村を中央に置く3バックが機能するか否か。
・フランシスマールが左サイドのオプションとしてどの程度使えるか。
・調子の良かった若手、井上、福田、飯田の3人を戦力と出来るか。
・高木の虫干しもついでにしておくか。
というようなあたりでしょうかね。見たまんまじゃん!
萩村退場後も4バックなどにはせず、敢えて3バックのまま残したのは、フランシスマールを引っ張りたかったのと、3バックという守り方そのものを90分やりたかったのだろうという。もう、その時点で「勝ち負けはどうでも良い」と言っちゃってるようなもんですが。
フランシスマールは、やはり使うのが難しいな、色々と。現状では戦力にならないと言い切ってしまって良いのではないでしょうか。少なくとも彼を必要とするようなスタイル、戦い方を、今日の彼のプレーから見出す事は出来なかったと思います。
端的に言うと「ゆるい」。球際はタイトに、1対1でやられない、90分ハードワークする、というチームのイメージベースに適わないラテラウを置いて3-5-2をやるのは無理だと思うしかあるまいに。サイドに起点を置きつつ、前線の流動性を高めて攻めるというここまでのコンセプトも、この試合では見えなかったしなぁ。単純に前が薄かったし。どうしても3-5-2はシステムの構成上、攻撃面や戦術的な交代という面ではフレキシビリティを欠くと思うんで、逆に言うとFWとトップ下のパワーの有無が攻撃の質を左右しちゃうところがあるんではないかと。そんな印象。
個別に見て、井上は元気に賢さとファイトを見せたけど、やや空回り気味にも感じた。福田と飯田は、良い所と悪い所の両方が出たけど、やれることはしっかりやった感じ。
まあそれでも11人いる間は、大過なく淡々とゲームをこなしていて、「黙ってやってりゃ無失点で終われそう」とか思ってたんですよね。それなりに良い角度でボールを動かせていたし、まあそれなりにチャンスもなくはなかったし。ただ後半頭に井上を下げてしまったことで、プレッシングの尖兵がいなくなり、上からのプレスがまったくかからなくなってたなぁ。あれじゃあね、と。
とにかく、この期間に試しておきたいことは全部試しておいた方が良い。ただ、テストに偏りすぎて負けがこむと、精神的にキツくなるので、そこらへんはマネジメントして欲しいもんですね。

話変わって。

帰宅早々、ネットを見て、いきなりアーサー・C・クラークの訃報に接しました。年齢が年齢だけに、いつ逝かれてもおかしくはなかったのだけれど、さすがにモニターの前で言葉を失いました。
アシモフも、ハインラインも、クラークも旅立ってしまって、ふと足元を見ると、「豊かで栄光ある未来」を思い描けない自分たちがいる。その寒さを痛切に感じます。
僕のもっと若かった頃の、そして今でも続く密やかな未来への期待は、壊れゆく自然と、限られた資源と資本を巡って今だ止まぬ醜い争いと、目的と手段を取り違えた政治家たちの愚かしい上っ面の論争と、それらを取り巻く諦観とに飲み込まれていきそうに思えます。
夢を語る事が難しい時代であるとしても、せめて夢を心に秘めて日々に生きていけるような、そういう物語を生み出す才能が、世界を刺激し、人々を変えていけるのだと、僕は信じたいし、そうあって欲しいと願っています。心からの哀悼と、精一杯の感謝を込めて。

 彼の広い、複雑な仕組みをもった胸中を去来するのは、幾多の思い出だった。無言のうちに、彼はかつて知己を得た多くの人間たちに別れを告げた。彼の目的を妨げた者にも、あるいは助けた者にも、ひとしなみに。
 彼の黙想を乱したり、中断させたりする者はなかった。そしてほどなく彼は、その遠ざかりゆく太陽に背を向けた。

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by eixeix | 2008-03-20 23:14 | サッカーとか。
鹿戦とか振り返る。
スタジアム到着したのがキックオフ少し前で、相手が相手だけにゴール裏に行って応援しようかとも思ってたのだけれど、2階席が開放されているのを見て、即時に方針変更。上からピッチを眺める事にする。時期が時期だけに、チームを全体から見る機会が欲しいなと思ってたので。
実は1969シートの年パス保持者なのだけれども、バックスタンドには年に2~3度しか行かないし。むしろバックスタンド1階席よりも、ゴール裏2階席のコーナーよりから見ると、俯瞰から色んな角度でチームを見られるので好きだったりします。

で、結果は0-2で負け。ホーム開幕戦でしたがね。残念。悔しい。
まあ、がっつりと力の差は出たと。こっちも出せるだけのものは出したと思うけども、やっぱり負けたと。惜しいゲームではあったけど、やっぱり熟成度のところで差が出たなあ、と思ってしまいます。
特に攻撃面かな。鹿島の方がはっきりとミスが少ない、というか連携面の錬度、言い方を変えるとオートマティズムの部分ともいえるし、特にカウンターに入った時にミスを「しにくい」ボールのつなぎ方、人の出方をしてる、という印象を持った。そこがヴェルディにはハッキリと出来てないところ。
もちろん、ゲームコントロールの部分で、チームの統一感に差があるのは仕方ないんだけど、そこはヴェルディも福西とかが中心になって、それなりに抑え込む事は出来てた。個人個人の局面での勝負も、ダニーロ投入以前にはそこまで完全にやられたとこは少なかったと思う。
でも、失点シーンを振り返ると、アングルや状況に多少差があるとはいえ、2失点とも形は基本的には一緒。つまりボランチとDFラインとの間のギャップをダニーロに突かれ、仕方なく服部が絞って対応に出たところを抜かれてしまう。逆サイドからのマルキーニョスのペネトレイトに和田が付ききれず、土肥の目前で合わせられてしまったと。誰のミスとかいう問題より、もうそういう形をアレンジされてしまった時点で負けだよなと。そのように思った次第で。
にしてもなぁ。川崎戦の森"やんちゃ王子"勇介の得点もそうだし、マルキの1点目も、VTRでリプレイ見るとオフサイドに見えるんだけどなぁ・・・・。まあ、言っても仕方ないか。
前日にさわさんたちと恒例の椅子男杯をやった後に飲みに行って、その席でさわさんとも「99年1stのきーちゃんのスーパーミドルぐらいのビッグショットが出ないと、勝ち目ないよね」みたいな話をしてた記憶。ディエゴのシュートがポストを叩いた時の「あー」という失望感は、つまるところ「そういうツキがないかな」という実感を伴ったもので。
決定的なチャンスと言えるのは、あとは前半の広山がソガハタのミスを奪ったものと、それからディエゴがドリブルで入って富澤が攻撃参加した形ぐらいかな。鹿島ぐらいミスが少ないチーム相手だと、最初のは絶対に決めないといけないとこだし、後のも狙い通りに作った形だけに入れて欲しかった。広山さんは2試合でキーパーとの1対1をこれだけ外しちゃうと、色々心配です。いかにGKのレベルがJ2よか激しく上だとしてもね。
アタックの部分で両サイドハーフが鹿島の両サイドバックを押し込んでコントロールした時間帯もあったけれども、端的に広山と新井場のマッチアップが少し劣勢だったというか、広山が抜けるところまでは行けなかったのが、こちらがチャンスを十分に作れなかった原因のひとつではあるでしょうね。
レアンドロが精神的にも耐えて頑張ってくれてるし、運動量も技術もよく発揮してくれてる。だからこそ、もう少し楽にプレーできる形は模索しても良いよな、とは思います。
あと福西が良いね。ほんとによくやってるなと。
相手に関して言うと、小笠原が凄いなと。上から見てると、キャプテンマークがピッチのあちこちに現れるのが。凄まじいというか。自陣ゴール前から敵陣ペナルティエリアまで、尋常じゃないプレーエリアの広さだなと。新井場と並んで、何で代表に呼ばれないのか理解に苦しむ。

内容的には悲観するものではないし、自分とこのチームの試合を見てて「面白い」と素直に思えてるのも久しぶりなので、このまま続けていって欲しいとは思います。J2の、特に後半戦以降に獲得したチームの一体感・統一感というのは、やはりもう、すっかりベースとして溶け込んでる。でも委ねちゃダメなのよねと。それだけで勝てるでもなし。やはり技術や戦術の積み重ねは必要で、もちろん勝ち点も積み上げないといけないわけで、色々と出てきそうな問題を、めげずにクリアしてって欲しいなと。
内容で自信を持つのは良い事なんだけれども、現実的な問題として、勝ち点を獲らなきゃ残留も何もないわけだから。シビアに、厳しい姿勢を崩さずに、次に向かっていただきたいと思います。
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by eixeix | 2008-03-18 02:02 | サッカーとか。
開幕戦ぐらい
なんか書いとけや、という感じで。
相変わらず、あの多摩川っぺりは、風が強くて寒いっすね、しかし。

さて。
J1復帰初戦ということで、相手は強力3トップを看板にタイトルを狙うと公言する川崎F。にしてもあれですね、川崎にはすでに1チームしかないのに、なんでいつまでも「F」が付いてるんでしょうね、等々力の電光掲示板。まあいいっす。どうせ他人事ですから。

ヴェルディの仕上がりどうかな、と思いつつ足を運んだわけですが、あに図らんや、と言っては失礼かもしれませんが、良いチームの状態を見せて頂きました。ありがとうございました。ええ、冷静な語り口調かもしれませんが、私、ゴール裏最後列で、だいぶ大暴れしたり毒づいたりしておりました。ごめんなさい。
んで。
ヴェルディは昨年から継承してるファクターを基本的にブレさせることなく、かつ、新戦力をある程度スムーズに取り込んだ形でチームを形成できたなと。そこはひとまず、柱谷監督の手腕として評価すべきでしょうね、と率直に思います。ここまでの仕上がりは、正直なところまったく想定外で、失礼しました御見それしました、という感じ。
具体的には広山・ディエゴ・飯尾というアタックのベースライン、土屋と服部が形成する守備のベースライン上に、富沢を含む新しい戦力を、上手く上乗せできたな、というところ。特に肝となるだろうと思っていた福西のコンディションが十分に上がっており、攻守両面で(いくつかの黒い技も含め)卓越したところを見せてくれました。特に前への推進力ですね。前で持てる、受けられる、ポイントを作ってもう一度出せる、その事で最終ラインと2列目以前との間の「微妙なところ」に攻撃の起点を作る。ここが狙い通りだとすれば、大したもんだなと。
富沢が、終盤にパスミスが増えた点を除けば、守備ハーフとしてよく奮闘したなと。菅原が「最後の駒」だと、そこが通用しなかった時が凄く怖い、と思っていたのですが、ミドルゾーンでの高さも含め、富沢が計算できたことは大きい。那須は機動力と接点での粘り強さを、レアンドロはテクニックと運動量をそれぞれ発揮してくれたので、まあ、ここは想定通りぐらい。和田は正直、もうちょっと見てみないと何とも。まあ、服部と比べてしまうのはかわいそうなので、ここから頑張ってくださいと。土肥は良かったと思いますが、土肥でなければいけない理由も正直、良く分からんというのが本音です。ただ守備時のコーチングが的確で、状況をよくコントロールしてるとは思うのですが、果たしてそこまでコーチングしないといけないのか?とか、チーム戦術の理解と土肥の考えが違った場合に混乱しないか?とか、そういう疑問も。ただ、そういう配置そのものには、監督の意志を感じる。それは良い事だな、悪い事じゃないな、と思うわけです。
河野は、開幕戦としては良くやった。あとはここから。彼の将来がどうあれ、あのボールタッチから中村憲剛を一発で抜き去ったシーンは、長いこと語り継がれる事になるでしょう。平本は最後で仕事したな。あとはコンディション上げろ。大野さんは、こういう地味な役回りで、きちっとすべきことをできた。いつからそんなに職人肌に、という感じ。
ハードワークハードワークと柱谷監督が言い続けていたので、却って「また掛け声倒れか」と思ってたんですが、ラインを押し上げつつ、全体に連動した守備も出来ていて、球際も激しく粘り強かった。ここをボトムとして、集中力の部分では上積みが欲しいです。
気になった点は、やはりフィニッシュに至る点。精度というより意識の問題かな。特にレアンドロとディエゴの2人にはそこを強く求めないと。広山が一番シュートにいってるようじゃアカンがなと。ただディエゴが最後のとこでレアンドロにちょこっと出したりするのは、彼なりの気遣いなのかなーとも思うんですよね。レアンドロは合流が遅れてたわけで、チームへのフィット感がまだまだだと思うし。あるいは、川島の好セーブを見て一筋縄ではいかないという判断があったか。自分もオフサイドで2点損した気分だっただろうし。いずれにせよ、ディエゴが攻撃リーダーとしての自覚を強く持っているという現われなのかも知れません。じゃあフィニッシュで見せろよという話に戻るわけですが。
ただ開幕戦としては、勇気を与えてくれる内容であり、ベンチも含めた一体感を存分に感じたゲームであり、同時に妥当な対価としての勝ち点1だったと思います。昨年を思い返すと、チームに推進力を与えてくれるもの、拠り所をどうするのか、ってのはあります。戦術ももちろんですが、例えばもちろんフッキの存在であり、服部のフリーキックであり、「西が丘不敗」であり、というような有形無形のファクターを積み上げる作業もチーム作りでは欠かせないと思います。開幕戦の内容が、迷わずに済むラインをひとつ提示してくれた、と同時に、やはり勝ち点3を得たわけではないので、次は鹿島ですから、想定されるのはもっと厳しい戦いだろうと。そこで「何を得るか」という繰り返しの上でチームが強くなっていってくれると良いな、と。そのように思います。

上で「妥当な対価」としたのは、つまり川崎も相応に強いチームなので。当たり前なんですが。優勝候補らしいですから。
3トップのアンバランスさ、ポジションバランスの悪さや最終ライン・中盤との距離感がチグハグなど、それはこちらからの仕掛けで作った部分もあるし、川崎がまだ前線の質をチームとしてコントロールしきれていない証でもあるんでしょう。一方で一瞬の隙をついて点を取りに来る、個人の要素で点を取りに来る、というところは、確かに持ってる。だから、やっぱ強いんだな、とは思います。一方で怖い、という感じまではいかない。あくまでも、現時点では。フッキの個人能力についてはこの試合でも十分に堪能させて頂きましたが、あとチョンテセとジュニーニョを含め、どう扱うかというところには到達してない。だから裏へ抜けられる事への警戒と、カバーへの集中さえしておけば、決定的にはやられずに済んだんでしょう。
昨年のヴェルディでは、フッキにある程度の自由を与えて、同時にパスと押し上げてフィニッシュまでの意識を強く持ったディエゴをすぐ後ろに配し、両サイドハーフのバランス感覚と合わせる事で、流動性と決定力・爆発力を同時に発揮させることに成功しました。「いつフッキにパスを出すか」をチラつかせながら押し上げてくるディエゴが、上手く相手守備を引き付けて作りあげる前後と左右の関係の上に「戦術フッキ」が存在してたわけです。
そこと比較すると、川崎の前線は、やはり自分が持ったらフィニッシュを意識しているし(それだけの力量もあるし)、結果としてお互いの関係が平行になりやすく、パスの供給源とは距離が広がりやすい上に、サイドの押上によるオーバーラップともまだスムーズにいってないんですよね。J1では求められるプレーの質も当然変わる上に、実績のある他の2人との関係性もあるでしょうから、一概にベストの方法論があるとは思いません。選手のスタイルも異なりますからね。
関塚監督が、単に目先の勝ち負けに拘るならば、手っ取り早くシステムの変更も必要なんでしょうけれど、本気でトップを目指すのであれば、我慢と継続的な改良をした方が、あるいは良いのかも知れません。注目のところですかね。まあ、他所のところの話なので程ほどに。

ヴェルディのパスワークであるとか、河野のような存在であるとか、そういうのは、事象としては単なる一側面だな、と。大事な事は、J1に戻って、とにかくひとまず恥ずかしくないゲームをやって、勢いを次につなげるだけの内容を手にしたと。そういう辺りでしょうか。ただ続けていかないとどうにもならないし、先は長いし、まだ勝ってないし。浮かれるようなところでもない。継続を見せて欲しいと思います。
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by eixeix | 2008-03-10 22:34 | サッカーとか。
そうですかもう3月ですか。
花粉症の季節ですコンニチワ。
ランドに京都とのPSMを見に行ったときに、多摩川方面から吹き上げる煙霧を目にして、「ああもう、色々とツライ季節になってきましたね」という感想。
先日の京都との試合は、寒いし風強いし前半はアレだしで、だいぶやられた感じでしたが、率直に言うなれば「今のヴェルディが広山抜きでサッカーやろうなんざおこがましい」(アトさん談)ということでしょうか。それはともかく、あれっすね、どういうワケだか分かりませんが、アトさんがわざわざ生ヴェルディを見に来ると、どういう確率でか遭遇してしまうのは何なんでしょうね。

私の方は急な仕事が折り重なる展開で、トレーニングも見に行けないため、選手の仕上がりとかも良く分かりません。
フランシスマールは取ることにしたんですね。試合見る限りでは必要な選手とも思えないというのが偽らざる心境でありましたが、まあ、3バック併用を前提だと、純粋な左利きでアタック得意なラテラウがいないという辺りで、どうしても1枚必要かな、と思ってしまうのも無理からぬところだとは思います。それはともかくレアンドロはどうした。

もう開幕まで1週間ですから、あとはコンディショニングと細かい詰めという話になるんでしょうけど、不安感ってほどはないのかなと。「このぐらいは出来そう」というラインはこの2年で固められて来てるし、そこから先に上積みする部分で、「あれが足りないこれが足りない」というのはあるにしても、ぶっつけで「何一つ通用しない」なんつう心配はしてませんが。
ただ柱谷監督も言及してますが、戦術上の色々はある、という前提で、やっぱり1対1の局面でやられない、球際のタイトさ、忠実に最後まであきらめずにプレーすること、とか、そういうベーシックな意識付けをブレさせずに開幕に入らないといけないだろうなと。
割と強めの相手から当たるので、モチベーションとしても、コンセントレーションとしても作りやすい。そこで過緊張にならない程度には経験を積んでる人たちが多いので、あとはそこに勢いをつけるような人材が出てきて欲しいですがね。
得点力不足の懸念はいまだ解消されませんが、まあ、そこはそれ、「チームのトップスコアラーが7点、それもPKを蹴ってたボランチ、というチームが、ステージ2位、年間総合7位になった事がある」という歴史の事実もあるわけで。どこのチームかは知りませんが。

そーいえば、と去年の話に遡ると。
私が「ああ、このチームなら昇格までいけるかも知れないな」と思えるようになったのは、昨年の夏の終わりごろだったと記憶しています。
ふらっとランドまで練習を見に行ったんですが、もうトレーニングもほとんど終わって、主力選手がダウンをやってるとこ。監督もコーチも引っ込んだ後、ジョグを終えた選手たちが、徐々に集まって、ブラジル人も日本人も車座になって、ストレッチをしながら何か談笑してる。時に身振り手振りを交えて、笑い声と真剣な顔を織り交ぜながら、じっくりと何かを話してる。で、最後に、キャプテンの大野が名波に促されて立ち上がった、あのヘラヘラした感じながらも、でも目だけは真剣に、最後に何かを述べて〆る。
何を言ってるかが分からなくても、はっきりと分かる「一体感」があって、「ああ、チームとして固まったな、もう大丈夫だな、戦っていけるな」と実感できた光景でした。

誰かがそうしよう、と言ったわけではないでしょう。ただ、そうする事がとても当然のように、話し合う環境が作れていた、という事実が大きいのだと。
「結束力」「団結力」というのは、ゲームや練習の苦しみと喜びを経ながら獲得していくもんでもあるし、同時に「やれば出来る」という性質のものでもないのであって、皆の意識が、きちんと同じ方向に向かなければ生まれてこないわけです。戦術や戦略や合理的なトレーニングはその手助けにはなるけれども、それ自体が一体感を生むわけではなく、やっぱり選手が意識して、お互いに話し合い、ぶつかり合って獲得していくしかないのだと。
出来ることならば、その意識がより深まるシーズンであって欲しい。数字上の達成値ももちろん重要なんですが、「チームを作る、チームになる」というノウハウ、意識付けを選手が個々に獲得していかないと、先につながっていかない。そういう経験を蓄積するシーズンにして欲しいのだと。
そのように思っているところです。はい。
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by eixeix | 2008-03-01 22:49 | サッカーとか。