J1第9節 v.s. 横浜F・マリノス(H) 1-1 引き分け
オフィシャル試合詳細

さて。日産と引き分けて、15位まで後退したわけですが。
前半についてはOK。良い内容だったと思う。好守の切り替えもまずまず早く出来ていたし、ボールの動かし方も悪くなかった。先制点を早い時間に取れたところから、もう少しカウンターで良い形を作って欲しかったと言うのはあるにしても、いくつかはそういう場面も出来ていたし。
ただ引き分けという結果だけ見ると、やっぱりちょっと問題かな、とは思う。前節で4-5とかアホみたいな殴り合いに負けているわけで、意識が守備に行くのは良いとして、それが縦への推進力を奪ってしまった(特に後半)というのは気にかかるところかなと。
例えば相馬が守備への意識を高めてゲームに入ったことは見てれば分かるけれども、その分、持ち前の上がりの良さとか、いつものようにアタックに出たときに、中盤でのビルドアップから「そこで相馬へ!って、左にいないじゃん」みたいな気持ちになった場面がいくつかあった。まあその分なのか、平野が中に絞るタイミングが早過ぎて、相馬が出て行く場面で上手く使えてなかったところもあったし。平野は守備でも良いところがあるけれども、攻め急ぐ場面で真っ先に中へ中へと行ってしまうのがやや気になる。パワーもスピードもあるから、その方が体にあってるんだろうけれど。ただ相馬とハユマのマッチアップ、山田とドゥトラのマッチアップという両サイドの攻防は見応えがあった。どちらかと言えばボランチも含めてマリノスの方が丁寧にサイドの穴をふさいでいた印象で、ヴェルディとしてはちょっと厳しかった気はするけど。ハユマの素晴らしい運動量も光った。
途中から慣れない守備でガス欠なのか、足が止まり気味で押し上げられず、全体に間延びしてしまい、攻撃に移ったときに「薄いなぁ」と感じることがしばしば。前が詰まり気味で、ボールを持った林のところにプレッシャーをかけられると、苦しくなった林にミスが出始めて、攻撃の形をつくるところまであまりいけなかった。奪ったらすぐロングボールで中盤飛ばしていくとしても、そんなもん、ゾーンが間延びしててセカンドボール拾えなければ実際には効率悪いし。「とりあえず頑張りました」って言い訳にしかならん。大悟や平野がもう少し意識してワシントンに早く寄っていくようにしてくれないかな、と思っては見ていた。
交代策で打開して欲しかったけれど、オジーの動きも慎重だった。残り少ないところで大悟→玉乃のみ。引き分けで良し、と思っていたフシもある。チームに守備部分での自信をもう一度与えることが必要だと考えていたのであれば、課題としては6~7割の達成と見るべきかも知れない。でも怪我人が多く、ベンチに使えるプレーヤーが少ない状況では、それも仕方ないのか。運動量で効いていた平本を下げて森本投入は、マリノス相手にはリスクが高すぎるか。一方のマリノスも、縦に速く長いボールを多用して押し込むパターンに切り替えていたし、松田アタックもなかった。要するに両チームとしてはこの結果で「手打ち」ということか。
狙いは分かっただけに、むしろ「物足りない」感じにはなってしまう。しばらくホームで勝ってないのもあるし。どうもこのチーム特有のアンバランスさというか、ある方向性に「収斂」という方向にはなかなか行かないか、行っても短期間か、飽きっぽい体質なのか、実直に何かを長続きさせるというのに欠けるきらいはある。ワシントンがいる分、まだこの程度で済んでいると見るべきなのかも、と思う反面、ワシントン抜きなら、もっと速いスタイルの構築にいけていた可能性も否定できないわけで、どっちがどうとも言い切れない。
正直、怪我人が戻ってきてもそうそう何かが大きく変化するようには見えないけれど、まあ慶行がいれば多少楽にはなるのかと、思ってみているところ。
ポジティブな要素としては、「その気になればそれなりに守れる」と分かったところ。失点シーンにしても、那須のヘディングが素晴らしかった。体勢も難しく、コースも良かった。キーパーの出られない位置にボールが来ていたし、あれは那須を誉めるしかない。カウンターで裏を取られそうで取られなかったり、まあ大島や坂田の速さに危ない場面作られたりはしたけれど、大方は出来たであろうと。
上村は久々の出場と考えれば出色の出来。文句なし。前半は相馬の裏に入ってくる大島を完全にシャットアウトして見せた。李ほどのスピードはないにしても、前への強さ、判断力、それからボール扱いもシンプルだが正確なものを見せた。かつて「広島砦の三悪人」として恐れられ(違)、ヴェルディとしては天敵の1人であったが、さすがに経験の深さとポテンシャルを感じさせるプレーだったと。これぐらい誉めておけと。米山が楽そうだったな。
大悟が少しリズムが悪い。中盤がタイトなチームとやると、判断の早さと正確さのバランスが悪くなることがある。流れ気味でボールを持たせてもらえる場面だと仕事をしているだけに、やはりプロとして、そこは難しい局面でこそ光るものを見せて欲しいなと。戸田もそう悪くはなかったが、どうもバタバタしたものを感じる。動き出しの速さが特徴だったと思うんだけど、あんなにバタバタした選手だったかな?玉乃は相馬に出した場面のボディシェイプとかは結構好き。これからも頑張れ。平本は俺の前で点を取れ。
ワシントンの得点はさすがの一言。人種の違いというか、生き物としての性能の差が出た。あれは止められん。チームの中で発言権を持って、もっと周りを動かしてもらえると良い。
後は高木。雨で滑りやすく、コンディションが悪い中で、キックのミスもなく、パンチングの判断も正確。ミスの多かった榎本哲と比較すると、大人になったなぁ、などと思う。

個別の評価はともかく、まだ2勝4分け3敗。数字だけ見れば最悪ではないが、なんとかスッキリ勝てるようにしてえなぁ。
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by eixeix | 2005-05-02 16:53 | サッカーとか。
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