Jリーグ・ヤマザキナビスコカップ 予選Bグループ第1節 v.s. 川崎フロンターレ(H) 4-4 引き分け
オフィシャル試合詳細

花粉シーズン真っ只中である。実は前日、仕事で某ゴルフ場に行っていたのであるが、当然、ゴルフ場のあるようなところというのは山間部で、故にうっそうとした杉林が周囲に茂っている。私自身は花粉症の症状を軽い方だと思っていたのだが、折からの強風もあって、風邪で木々があおられるたびに、黄色っぽいというか白っぽい「雲」が森の上に舞い上がるなどという、およそ花粉症の人間であれば想像しただけで背筋に怖気が走るような光景に遭遇し、帰り着くなり滝のような鼻水と涙で苦しむハメになった。
そんなわけで試合当日も頭がボーっとして長時間の思考がつらい、という状況であり、スタジアムには着いたものの、まったく地蔵を決め込んで、ほぼ微動だにせずに試合観戦をしていたわけだが。

さて。

前半はカウンターから2失点、セットプレーから2失点。特にボールの失い方が悪く、守備への切り替えも遅く、およそ「どうしようもない」という出来。セットプレーの守備の甘さはあるにしても、そこは2得点を挙げた寺田の強さを誉めるべきかも知れないが、少なくともカウンターを食らう時の守備の捕まえ方、プレスの連動性や集中力、何よりその前提となるべき球際の粘りと強さが欠落していては、戦いにならない。おまけに無意味な緩いパスを連発してはカットされる有様で攻撃すらままならない。フロンターレも守備から入ってはいるのだが、バランス良く、決して穴をあけない。相馬には長橋が影のように寄り添い、逆サイドにボールがあるときですら、2メートルと離れないのは恐れ入った。そこまで徹底するチームも珍しい。長橋は攻撃でも力を発揮し、このゲーム、フロンターレでは最も目立った選手の1人だった。
後半、森本投入よりもまず、ワシントンが強さというか、怖さを見せて、かつそれが得点につながったことがチームの意識を変えたとは思う。大悟は得点こそ決めたが、出来としては最悪に近く、繰り返し良くないボールの奪われ方をしてはカウンターの起点になっていた。玉乃投入はもっと早くても良かったぐらいだ。森本の2得点は非常に「らしさ」が出ていて、ああ、やなガキだ、とあらためて思った。
アメミヤなどは「前半と後半が逆になっただけだよ」と言ってたが、これは半分正しくて、半分間違ってる。つまり事実の指摘としては正しいが、もし仮にヴェルディが前半で4点リードしていたとしたら、後半で追いつかれるような間抜けは絶対にやらかさない。
なぜか。
経験の差である。
フロンターレの守備陣は、特に2点目を奪われたあたりで、完全に浮き足立っていた。ゲームをコントロールできず、さらにやすやすと1点差に迫られ、「怯え」が出てしまった。ヴェルディの「息」がそれほど続くわけはないので、ひたすら我慢をすれば良かったはずが、それすら出来ない。必要以上に恐れてしまい、ボールサイドに過敏に反応するようになって、プレスのバランスが崩れていた。3点を奪ってからヴェルディの攻撃が一段落して、体力的に少し落ちてきているのがハッキリしているにも関わらず、落ち着きが取り戻せなかった。奪ってからもやけに焦ってボールを蹴りだし、拾われての2次攻撃をもらっていた。前半の守備の良さは、言い換えれば想定できる状況とかリズムの中では力を発揮できても、ひとたび自分たちの苦手な型に入ってしまうと、追いついていけない。そういう感じがはっきりと見えた。
確かに前線の選手には力がある。でも、今のところ「それだけ」という印象である。

で、このバカげた試合にどんな総括を?

僕は常々「結果は結果でしかない」と言っており、よってこの試合について「引き分けたから良し」などと言うつもりは毛頭ない。無論、カップ戦の予選リーグであるから、勝ち点1は重要であって、ことに4点差を追いついたという事実そのものは評価するにしても、「だからなんだ?」というのが本音である。
一体普段どんなトレーニングをしていたら、ああいう試合の入り方をしてしまうのか。およそプロにあるまじき集中力の欠如と勇気のなさを露呈した前半の体たらくについて、何の反省もせずに「引き分けてホッとした」などというコメントをおめおめと言えるのか。ハートマン軍曹ばりに「ふざけるな!じじいの○○○○の方がまだ気合が入っている!」と言ってやりたいところであるが、なにぶん気持ちが萎えているので、この辺で許しておいてやる。
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by eixeix | 2005-03-21 02:16 | サッカーとか。
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