そろそろ
花粉症の季節ですね。

少し開きましたが、土曜日にランドまで行ってみました。
午後連だけでしたが。いや、まだ寒かったですね、この時期は。はい。

全体のトレーニングを見ても、コンディション面では思ったよりは仕上がりが良いのかなというのが感想。服部、船越、富澤あたりが出遅れているのが気がかりですけど、心配だったレアンドロや平本あたりも、それなりに上げてきているように見受けられました。
トレーニングは、パストレから始まって、鳥かご、プレッシングゲーム、小さめのフィールドでの8対8といった流れでした。攻撃面での整理は不十分な気がしますが、それでもトランジションゲームへの意識付けを強める方向でやってるのだろうな、というのが指示であるとかトレ内容からは見受けられて、まあ、そうだなそうなるよな、という感じ。守備面での距離感とかはある程度整ってきてるように見えますが、そういう中で状況判断の速さを求められると、ちょっと苦手そうにしている選手がいたりして、その辺りが揃ってくるかどうかがチームの質になりそう。
ルーキーなどに注目して見てましたが、大卒の3人はそれぞれ個性があり、特長もはっきりしていて面白いですね。藤田の出足の速さ、林の懐の深さ、那須川の技術と言いった辺りは目を引きます。高校生2人もそれぞれ溌剌とやってましたが、この辺は波があるので実践でどうか、というところでしょうか。
噂通り、3トップを前提にトレーニングしてっぽいようには見受けられますが、どうでしょうかねぇ。
ひとつには4バックの多い昨今のJ事情にあって、相手のサイドバックをケアしつつプレッシングからワイドに攻撃するという発想自体は割とありそうな、と思うわけです。ただ組み合わせが難しそうだな、と率直に思いますね。その分、面白そうですが。河野や飯尾、井上、レオナルドなどは比較的「向いている」タイプのFWに思えますが、大黒あたりはどうなんだろう。平本とかも。FWだけでなく、中盤の構成も難しそうですけどね。柴崎を軸に考えた方が良さそう(タイプ的に)とは思うものの、決定打がないというか、決め手に欠ける印象はあり。もうひとつの考え方としてはレアンドロをどう使うか、という辺りで。無理して使わなくてもという声も聞こえそうですけど、やっぱり彼のパス技術であったりキープ力であったりを上手く使わないと、チームとして底上げできないし。
ただこう、迷う部分があるとしても、そこは困難と言うよりは、むしろ楽しみの部分ですかね。今年のチームは意外と楽しめそう、と思いますよ。
良い形で競争が働いているし、それが活気につながっていると思います。居残りも含めて、意欲的な選手が多い印象。それがチームとして良い回転につなげていくには、監督のマネジメントも大事ですけども。

河野あたりを見ても、まあ、楽しそうにやってますよね。
ただ河野はなぁ、確かにトリッキーではあるんだけど、まだ自分の発想に自分で振り回されてる感じがします。もっとこう、その発想を自分の手の内に納めた上で暴れさせないと、というような。言うなれば桜井直人のような確信が欲しいと。

桜井が引退かぁ、と、今さらのように寂しくなります。
驚くべきことにもう10年近くも前になるわけですが、やはり最初に彼のプレーを見たときの印象は非常に強烈で、「これをサテライトに寝せておくとかマジでアホじゃねえのかレッズ」と思った覚えがあります。李国秀をして、「でこぼこのサテライトのグラウンドで、桜井ただ1人だけが『創造的』なプレーを連発していた」とまで言わしめた、そのスキルを堪能できたのは、真に幸せであったと。桜井がPK取って林が決める、という一連の様式美が等々力末期のヴェルディ名物でございました。
反骨心の塊がごとき言動と風貌。不可解なまでのドリブルへの拘りと、それを実行する豪胆さ。
いつだったか、コーンを並べた何でもないドリブルのトレーニングの時に、文字通り足に吸い付かせるようにしてスイスイと軽やかに抜けていく様は、いつもの激しいプレーの裏にある技術の確かさを見せ付けるようなものでありました。すぐ隣で広長がのたくさやっていやがったので、強い印象はなおさらでした。
かつてジェレミー・ウォーカーは「ラモス、キング・カズ、ペレイラ、北澤、ビスマルク、柱谷といった緑のヒーローたちの列に、桜井直人の名も加えるべきだ」と言いましたが、僕はこの意見に全面的に賛成したいとおもいます。
鮮やかなステップと抜群のスピードを持ち、そのドリブルを駆使したプレースタイルは、間違いなく異彩を放っており、ペナルティエリア付近でボールをキープした時のえもいわれぬ緊張感は今でも鮮烈です。ボックスの死神として君臨し、何人ものDFやGKを葬ってきたステップだけではなく、上半身、特に腕を使ったコンタクトの上手さとキープ力の確かさ、そして優れたシューターでもあり、遠目の距離からでも躊躇なくゴールを狙える意識を兼ね備えていました。
特にエジムンドの才に触れて以降の桜井は、膝の痛みと戦いながらも、完成形に近づいていった印象すらあります。エムボマとのコンビは凶悪で、怖いもの無しと言った趣でした。
日本代表歴もない地味な選手、それは確かにそうかも知れない。
確かに少々、ボールを持ちすぎかも知れない
でもそれが何だと言うのかと。
たかが1ゴール、たかが1本のPKのために膝や足首を投げ出すような、どこか狂気すら孕んだプレースタイルは、やはり得難いもの、二度とお目にかかれないシロモノであり、これを見ずしてJを語る人は、本当に可哀想な人だと思うわけで。
過大評価で良いじゃないですか。その思い出の美しさは確かなんですから。
子供たちにいっぱいドリブルを教えてあげるような、そういう指導者になって頂きたいと思います。

こないだの代表戦、緊張感を感じる戦いで、痺れたのは確かです。でもそこにある熱量がもっと高まってこないと、何かもっと奥の方から生まれてこないんじゃないのかと、そんなようにも思えるんですね。
単なるテクニック自慢でもダメ。一生懸命頑張るだけでもダメ。
自分の内なるものを昇華させなきゃ。人には伝わって来ないよと。

そういうものが伝わってくるシーズンにして欲しいものですね。
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by eixeix | 2009-02-24 03:55 | サッカーとか。
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